熊本地震 × 東日本大震災 被災者対談特集

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震災体験談

ご飯類やポータブルトイレ等、公助では補いきれない部分の準備が必要

震災体験談7 【熊本地震体験者/58歳/女性】

私は、震源地の益城町に住んでおります。
最初の地震の時は、息子がちょっと外の様子見てくると隣近所を見に行きました。
近所のお年寄りが2人で暮らしている家はぺちゃんこの状態で、そこのおばちゃんが中に入って何かを取ろうとしているから「おばちゃん、入らないで」って声を掛けたと言っていました。

それでまず、逃げなくちゃいけない、避難しようということになりました。
ただ何の備えもしていなかったので、毛布とポテトチップス1袋、猫をボストンバッグの中に入れて、電気の元を切って、水道の元栓を閉めて、それから小学校に車で避難しました。

避難所は益城町なので、食料品とかいろいろな支援物資は早く届きました。カンパンと菓子パンとか、お水です。
ただ、ご飯類がなかなかなくて、確か2日目に自衛隊がごはんを炊いて、おにぎりにして配ってくれたのですが、1時間も2時間も並びました。お年寄りの方もずっと並んでいました。

それから、避難所のトイレが使用できなくなり、10個くらいの仮設トイレが設置されたのですが、これに20、30分くらい並びました。300人くらい避難しているので。雨のときは傘を差して。お年寄りも並びます。お年寄りだけでも、使えなくなったトイレにポータブルトイレでも置いて使用すればよかったのにと思いました。

体育館の中もたくさんの方が避難されていて、2畳ぐらいのレジャーシートが配られて、それを敷いて、ひと家族が自分たちの場所として生活することになります。 6、7人家族も2畳のシート1枚です。寝返りもうてなくて、とても疲れました。
運動もできなかったから、ラジオ体操でもやればいい運動になったのではないかと後から思いました。

お風呂に入れるようになっても、ゆっくり漬かることはできなくて、すぐパッと上がるという状態です。
あとは、ペットも避難するなら、キャットフードなどの餌や水の入れ物なども必要です。

別参加者:体育館はプライバシーのない大変な避難所生活だと思います。その中で、「これがあったらよかったのに」とか「これがすごく助かった」というものはありますか。

避難所は次第に人が増えてくるので、自分たちの場所を確保しておかなくてはなりません。
ちょっと離れると、移ってきた人がそこに入ってしまいますので、自分たちの場所を確保する必要があったようです。
そこで、支援物資が入っていた段ボール箱をもらって、周囲に置いたり下に敷いたりとか、工夫はされていたようです。

※意見は参加者個人の主観であり、発言内容について、有効性を保証するものではありません。

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