火山噴火

Volcano

111もの活火山を抱える日本は世界有数の火山国。御嶽山の噴火によるいたましい事故は記憶に新しいところですが、火山災害とその主な対策は覚えておきたいところです。

火山災害とは

日本には 111(※)の活火山がある

活火山とは、概ね過去1万年以内に噴火した火山及び、現在活発な噴気活動のある火山を指して呼びます。活火山は日本列島に111あります。このうち、今後100年程度の中長期的な噴火の可能性と社会的影響を踏まえて、およそ50の火山が、監視・観測が必要な火山とされ、火山活動を24時間体制で常時観測・監視しています。

(※)出展元:
国土交通省 気象庁:「活火山」の定義と活火山数の変遷
国土交通省 気象庁:「火山防災のために監視・観測体制の充実等が必要な火山」の選定
国土交通省 気象庁:火山防災のために監視・観測体制の充実等の必要がある火山(2009(平成21)年6月)

噴火による災害要因

イメージ画像:火山噴火
溶岩流
真っ赤に溶けた溶岩が地上に出て、低いところに向かって流れます。
火山灰
大きな噴火では、空中に上がった火山灰が広範囲に降り注ぎます。
火山弾、火山礫
噴火に伴って火口から溶岩や火山砕屑物などが放出されます。火山弾、火山礫などが周辺に降り注ぎ、登山者を直撃し、近隣の家屋に被害を与えます。
火砕流
数百度以上の高温の気体と火山砕屑物が猛スピードで山体を流れ下り、山麓を焼き尽くします。火山ガスと混合しているので地面との摩擦が少なく、スピードが時速100キロを超えることもあります。
火山泥流・土石流
噴火で放出された火山噴出物が火山周辺に堆積します。堆積物は降雨に伴って山麓に流れ下り大きな被害を及ぼします。これら二次的な災害は環境被害を引き起こします。
山体崩壊
米・セントへレンズ火山の噴火(1980 年)の際は、まず地震が起きて山体が崩壊、大噴火に至り、爆風が山麓を襲いました。磐梯山噴火(1888 年)は、磐梯富士と呼ばれた円錐形の火山を自らの爆発で崩し馬蹄形にえぐれた形になり、大規模な岩雪崩が川をせき止め檜原湖などの湖を作りました。
火山ガス・噴煙
噴火に伴って有毒な火山ガスが噴出することがあります。三宅島噴火(2000 年)は最盛期には5 万トンを超える亜硫酸が放出されました。

※火山活動の現況を知らせる「噴火警戒レベル」

噴火警戒レベルは、火山活動の状況に応じて「警戒が必要な範囲」「とるべき防災対応」を5段階に区分して、38火山(平成29年2月現在)で発表されます。各レベルは次表の通り。

予報 レベル1 – 活火山であることに留意
通常の生活
警報 レベル2 – 火口周辺規制
通常の生活
警報 レベル3 – 入山規制
通常の生活。状況に応じて災害時要援護者の避難準備など
特別警報 レベル4 – 避難準備
警戒が必要な居住地域での避難の準備、災害時要援護者の避難などが必要
特別警報 レベル5 – 避難
危険な居住地域からの避難などが必要

※気象庁ホームページ(http://www.jma.go.jp/jma/index.html)の情報をNTTタウンページが編集しました。